真面目すぎる性格の欠点

慢性症状（精神疾患・心身症・自律神経系の疾患含む）を患う患者さんにはいくつか共通点があり、その一つが「真面目過ぎるところ」です。

本来、真面目というのは「責任感が強く誠実で他人から信頼されやすい」みたいな長所があり、周囲からすれば非常に頼もしく頼れる性格です。

努力も妥協も惜しまずに仕事ができますので、働く才能は抜群でしょう。

ただし周囲からすれば、です。

妥協できず、中途半端ができず、いい加減ができない性格は大変です。

しかも、周りの期待に応えようとすればするほど頼られてしまい、中々手が抜けなくなり、いつか破綻してしまいます。

誰でも聞いたことがある名言ですが、人は独りでは生きていけません。

支え合って、頼りあって、お互いに補い合って生きていきます。

たしかに、他力本願ばかりでいるのは良くないですが、自力ばかりでいるのも良くありません。

真面目なのは良い事ですが、何事も度を過ぎれば欠点と同じです。

・何事も完璧でなければ気が済まない。

・他人に頼むより自分でやる方が早いし良いと感じる。

・他人は助けるが、自分は助けてもらわない。

他にもいろいろありますが、この様に考えている方は真面目を通り越して頑固者だと気づきましょう。

気を付けなければ、ストレスで身体か心を壊してしまう可能性があります。

もし、周りの仕事っぷりにイライラしていたら赤信号です。

社会では真面目に物事に取り組むのと同じくらい協調性が大切です。

和を以て貴しとなす精神を忘れないようにしましょう。

そして、もし「自分は真面目過ぎるのかな？」と思うのであれば、すこし適当に考えたり楽観的に行動したりしてみましょう。

身体を壊しては、元も子もないのです。

周りに不真面目だと思われないくらいであれば、それで十分ですよ。