ストレスを溜めない生活を送るために『思考の癖』を見直す。

ストレスを溜めやすい人には、多かれ少なかれ「思考のくせ」が強くあります。

【完璧主義】

心理学においては、万全を期すために努力し、過度に高い目標基準を設定し、自分に厳しい自己評価を課し、他人からの評価を気にする性格を特徴とする思考のこと。

定められた時間、限られた時間の内にて完璧な状態を目指す考え方や、精神状態のこと。

【白黒思考】

例えば、物事がうまく行っている内は楽天主義、少しでも挫折したら悲観主義に陥るといった思考。

実際には他にも選択肢があるのに、二つの選択肢だけしか考慮できず、両極端な思考になる事で価値観が狭くなる。

「誤った二分法」ともいう。

【10-0思考】

白黒思考と同じ「二極化思考」

100点を取れなければ0点と同じように考えてしまうため、物事は達成できなければ意味がないと捉えがち。

限りなく100点に近くても１つでも気になる事があると前に進めず、完璧を目指してしまう。

ルールを守らなかったり頑張っていない人に厳しくなりがちで、人間関係が揉める原因にもなります。

【○○すべき思考】

正しい名称はないのですが、とにかく決めつけてしまう思考です。

ご飯は３度食べるべき。洗濯は毎日するべき。などマイルールに縛られてストレスを感じてしまいます。

その他にも「自分は母親だから頑張らないといけない」など、自分で作った理想を高く求めてしまい、それが出来ずに自己肯定感を下げてしまう原因にもなります。

誤解しないでほしいのですが、誰でも『思考の癖』は持っています。

一種のアイデンティティと言っても良いでしょう。

しかし、その癖が良い方に働かずにストレスを溜めてしまうのであれば、それは見直した方が良いでしょう。

正しさも、正義も、場合によっては真実でさえも世の中には多数存在します。

白や黒だけでは表現できないのが価値観や人間です。

思考を柔らか～くして、受け入れたり受け流したりできる様になれば、ストレスはグンと減りますよ。